今回はまだまだ水炊きやお鍋が美味しい季節が続きそうですので、当店で人気の調味料類から「馬路村ぽん酢しょうゆ」のご紹介です。馬路村農協様との思い出は、当店リニューアル以前の「食料雑貨SAVOR」のオープン時に、コチラからお取引をお願いさせて頂いた仕入先様の一件になります。といいますのも馬路村農協様は六次産業で大成功された農協様で、現在もそうですが卸売りをしなくても全然独自でやっていける規模の直売店をお持ちです。実際当店も最初は卸売りには関心が無いとの事でお断りを受けておりました。一般的な卸売り流通品である緑色のキャップのモノでしたらお見積り可能です。が、最初の話だったのですが、そこでわがままな性格の自分は、直売所でのみ販売していた「一〇〇〇人の村のぽん酢しょうゆ」を卸して欲しいとお願いしました。「一〇〇〇人の村のぽん酢しょうゆ」は卸せませんが、同じ内容でパッケージの違う、当時のデパートや高級スーパー向けの商品でしたら一度検討してみますとの回答を頂き、前向きな返答に喜んだ記憶が未だにございます。そもそも肝心の赤いキャップと緑のキャップって何が違うの？という話なのですが、赤いキャップの「馬路村ぽん酢しょうゆ」は、ゆずの含有量が多く化学調味料を使用せず天然の出汁を中心に作られており、とにかく味が濃いのです。この味の濃さは、水炊きなどでもぽん酢の味が薄まりにくく、最後まで美味しく召し上がって頂けます。最初にお取引をお願いさせて頂いた仕入先様であり、当店の商品選びの基本にしております、出来るだけシンプルな素材で作られたモノという基準に見事に応えてくれた思い出深い商品です。未だに当店の様な小規模な単店の個人店で、直接取引しているのは全国でも珍しいのでは無いでしょうか。